第54章シャーロットの名前とリンクされた彼の名前

翌日、ぐっすり眠って目を覚ましたシャーロットは、再びポーター・グループへ向かった。

新しいプロジェクトが、彼女の専門性を必要としていたのだ。

医療革新のためのヴェリタス研究所のほうはアレックスが取り仕切っている。心配することはほとんどない。役割分担は、きれいに切り分けられていた。

だが、シャーロットがポーター・グループの研究室に足を踏み入れた途端、何かが噛み合っていないことに気づいた。周囲の視線が妙だった。皆、どこか居心地の悪い顔で彼女を見てくる。

胸の奥がざわつく。シャーロットは気持ちを仕事へ押し戻し、その日の作業を淡々と整理し始めた。

けれど、いつもなら質問を抱えて集まってくるは...

ログインして続きを読む